人生の終わり方【輪廻その時】

f:id:kana48love:20190520001940j:plain#「迷い」と「決断」

り
っすん×はてなブログ特別お題キャンペーン〜りっすんブログコンテスト2019「迷い」と「決断」〜
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【縁切り死】

「探さないでくださいね」
居間のテーブルにメモがあった。

「悪い冗談」彼女は思った。

そう言えば最近疲れが取れないと数日前に医者に行ったことを思いだす。

2日待った。しかし夫は帰って来ない。

彼女は警察に捜索願いを出し主治医を訪ねる。

医者は個人情報と話すのを拒否したが彼が失踪し警察に捜索願いを出したことを知ると重い口を開いた。

「ご主人は重病と思われます。かなり進行しているのは間違えありませんが転移の有無によりますが今は高度医療により助かる可能性もあるとお伝えしています。奥様には 教えないように頼まれています。」
我が家には旦那の為に使うお金はない。

介護なんて難しい。

何とか無理をして娘を嫁がして3ヶ月彼女のパートで何とか生計を立てている。

旦那は半年給料不払いの上で退職 退職金や慰労金もない。彼は年金すらないのでした。

よほどの怠け者なのか?長い闘病の末?又は根っからのひもと想像するかもしれません。

しかし彼を知る人は信じられないと思う。

彼は十五歳から働いている。

それも皆様が関心するほどに
では
そんな彼の人生を彼の娘の証言とともに振り返ってみます。

彼の父親は昭和一桁の人間である。

想像でしかないのですが戦中が青春時代のようだ彼の兄二人は戦死している。

当然

お国の為に死んでこい‼

マサにそのような時代と推測する。

戦後彼の家は農地開放により小作農から脱却し都会からの買い出しの人達のおかげもありかなりの財産家になったそうである。
比較的裕福であった戦後の生活だったようで二人の兄の戦争慰労金もあり彼の兄は仕事をせず宗教にのめり込んで行ったとか?

生前贈与された彼の土地は彼の兄によって無断でなくなっていたとのことである。

怒った彼は家を飛び出し船乗りになったようである。

技術系の大学を出たこともありかなり優遇されたとか

男性としての魅力にあふれ冗談のようだが各港に女がいたそうである。〔兄嫁の証言〕

そんな彼だが不思議なことに妻とはお見合い結婚だと言う。

しかし彼女の母親が藤原家の末裔だったことからなんとなく頷ける。

船で怪我をした彼はその後は転職を繰り返す。最後が探偵事務所で
探偵事務所で知り合った人達の薦めで開業することになる。

彼の性格は暴力的であり恫喝
脅迫
頭は良い
そしてメチャクチャ優しい性格で人々は彼に魅了されるが一度離れると縁を切られる。彼自身はその理由はわからないようである。
仕事の売り上げは順調に伸びていたが家は火の車だったと言う
彼の接待と言うなの遊興費のためであった。

その頃生まれたのが彼の息子であり主人公である。

彼の上には姉がいたが母親の実家の援助で生活は成り立っていた。

しかし彼が五歳の頃に母親の弟を雇って欲しいとの頼みを断ったことから母親の実家とギクシャクし始める。同時期母親の母親つまり主人公の祖母が他界する。

生活はピンチ続きだったが高額の利息で父親はピンチをしのいだ。

主人公は五歳の頃から気管の病を発病する。彼は死ぬまで苦しむことになるのだけれど

幼稚園は愚か小学三年までは学校へは行っていない。

勉強も一切教えられていなかったため何もわからず椅子に座る日々であったと言う

支援学級もあったようだが両親のプライドが許さなかった。

しかし主人公は誰にも愛される人でアイデアマンでもあった。

机に穴をあけミニゴルフ場を作ったりした。

彼の回りは何時も沢山の仲間がいたし教師も黙認していた。

彼の幼い時の写真を見たが天使のようであった。

彼の悩みは授業料を払って貰えないことだったようで姉は払って貰えるにと不思議に思っていたらしい。

また何か失敗すれば小遣い没収となったとも お年玉である。

彼の父親は息子を低能と呼び俺の息子ではないと常に言ったいた

また勉強をしていると寝ろと言い続けていると暴力を振るったとも

中学生になり成績も少しずつアップしてきたが彼は高校には行かず父親の手伝いをさせられた。進学出来る成績ではあった。

「勉強嫌いで」彼の父親は得意先に告げていた。

彼には8才下の妹にこの頃出来た弟がいる。

その後彼と父親の二人三脚の仕事が始まる。

彼は父親に仕事を手伝ってくれと言われ彼は頷た。「嫌だったが頷いた。家族を守る為に そして一度頷いたら男は全うするもの」と後に妻に語っている。

彼に出せるお金がなかった。これが事実であろう。この頃姉が私立大学に進学している。


彼は18で免許を取る
得意先の要望で費用も得意先が貸してくれたという。

その後彼の働き詰めの日々が始まる。

365日嘘のような本当の話らしい。

父親は接待の日々だったと言う

外車に乗り 高級熱帯魚 血統書付きの警察犬に蘭栽培と趣味を楽しむ。父親に言わせれば「先行投資で金儲けをする。」時はバブルが目の前の時期であった。間違えではないが飽き性が全てを無意味とした。

バブル突入とともに彼の仕事は益々忙しくなる。

父親は料理旅館をやると始めたがあえなく挫折 借金だけが残った。

その頃彼の給料はゼロ考えられないことであった。

その頃高校生を卒業間近の妹から通信制高校へ兄をいかせろと両親への説得が始まる。

弟も反対した「恥ずかしいと」

両親は絶対反対だったが妹の涙に負けた。

知らないふりをしていたが彼は妹に感謝したと言う

四年で卒業 成績優秀 教員から大学進学を薦められたが彼は断った。「ないと思った青春を満喫できた これで十分 これ以上望めばバチがあたる」と 30歳目の前であった。

忌まわしい阪神大震災

彼も被災者である。

倉庫は全壊した。

辞める選択肢もあったが得意先と仕入れ先が許さなかった。

彼の為にと貯めていたお金を含め借金をして倉庫を作る。

彼はこの時の決断を悔やむ

もうほとんど仕事を放棄していた父親が二階から落ち両足を骨折したからである。

もう逃げ道はなくなった。
彼が全て1人で仕事をこなした。

其れに追い討ちをかける父親の言葉「おまえが突き落とした」

理解は出来なかったと語っている。

彼は40キロ離れていた所で仕事をしていた。

何かにつまずいたらしいがのだが

誰が考えても父親の不注意

母親も最初は彼をかばったいたが父親が正しいと言い出す。

宗教的家族のマインドコントロールだと彼は感じる。

この時に両親の本当の姿を見たと


比較的順調に見えた仕事だったが転機が訪れる。
得意先の親会社が得意先を売却したのであった。

これを機会に彼は考えたが阻止された。

残る従業員もいる。せめて一年と40歳目の前 最後のチャンスを逃した。

その頃彼は結婚する。

従兄弟の紹介である。

彼を娘の嫁に そんな話しが各地から舞い込む。

それ以前も多数あったようだが父親が握り潰していた。

全てが得意先である。無休無給で濃き使い自分は外車

非難は避けられない。理由はそんなところだろう。

今度は得意先の取締役の娘であり取締役の奥様からも是非との話し

父親は居ないのに付き合っている人がと

そして後付けで と言うのが真実のようだ。

姉と妹は早く結婚をしていた。
姉は駆け落ち妹も家出をしたが前方の両親にも説得され
妹の結婚式は姉夫婦子供の御披露目でもあった。
彼は友人に頼み車で親せき一同を迎えにいった。両家のバランスからも父親の体面からも父親は反対しなかった。これを機会に姉と両親は和解したが姉が父親の財布となった。

彼の結婚は難航した。彼の給料である。

出せるのが二十万の月給
これに税金をひかれ「食べていけない」彼女の両親の気持ちであった。

彼女が説得した。「お金もないし大きな幸せをあげれないけど 小さな幸せを沢山集めて大きな幸せをあげる自信はある」彼の誠実な人柄が好きになったと言う

彼は死ぬまで約束を守ってくるたと彼女

「過去に戻りたいなんて一度もおもわなかった」と

結婚式は家族だけの数万円で出来る結婚式 披露宴も知り合いの小さな店で参加した彼女の友人によればあんな素敵で料理も最高の結婚式は経験したことはないと

新婚旅行はなくなった。

彼女が以前に行った素敵な山の中の民宿へ
しかし却下された彼の父親の反対であった 仕事が優先

彼女は駅で大勢の中で泣いた。

「彼は手を握り何も言わずに待っていてくれた。とても暖かく幸せだった」と彼女

彼の人生を狂わすことがおきる。彼の気管の病での発作である。呼吸困難で救急車

翌日仕事へ行こうとする彼を必死で止めた。

せめて遊んでいる弟さんを 間違えであったと彼女

弟さんを少し振り返ってみます。

主人公とは十五歳離れている。

私の記憶によれば私が小学四年の時に結婚 婿養子に行っている。
何故記憶があるかと言うと私の親友〔主人公の娘〕が私に話したからである「昨日おじさんの結婚式に行ったけど面白くて 父がお嫁さんにいろいろあると思いますが根は良い人だからよろしく とかなんとか言って おじさんの背中をちょっと強く叩いたの そしたら😁痛い 痛いって 男の子が彼処蹴られたみたいに跳ね回るの 駄目ね あれは」と
この時彼は無職 出逢い系サイトから始まった結婚でした。

彼は幼年期から変わった子供だったようで軽い自閉的だと主人公の妹の話し

仕事は定まらずフラフラ人生

得意先に父親が何度か入れたが恥をかかされるだけであった。
結婚をした後は派遣社員として あちこちでトラブルをおこし最後は解雇 「訴えろ」相手の最後の言葉

結婚も最後は相手の両親から「訴えたらいいと」両親へ

デリバリーの弁当屋雇われ店長をしていたが車で寝泊まりしエコノミー症候群になり病院へ

これで実家に帰っていたと言う

そんな時の連絡で父親はさぞ喜んだことと想像する。

苦労している弟に対しなんと運のないのだろうと考えていた主人公も彼の実態を知りその後地獄の苦しみを味あうことになる。

初日から母親の作った弁当を食べないと激怒〔何時もは彼の妻のおにぎりを持参だが体調は食べれる状況ではない〕

仕事はみているだけ

息も絶え絶えで荷物を持てない姿を見て笑う。

そのような状態だったとか

それでも少しずつ仕事を教え任せだすのだが今度はテリトリーを造りいれないようにする。

そして胸ぐらを掴む。

嘘をつく

任せたら帰って来ない
どうしょうない日々が続く

彼が発作で倒れても来ない。
役目放棄になり「必要ないと」告げたことに激怒

殴る蹴るの暴力であった。〔発作翌日のことである〕

彼は弟の頭を抑え体を固定したらしいが帰って来た彼の頭からは血が流れ服は血に染まっていたと彼の妻が撮った証拠写真を見た。

この兄弟喧嘩は弟の一言で終わる。
「元気そうやないか
昔俺が熱のあるときにしばかれた復讐じゃ」

「あぁサラ金で親を脅かし金をせびろうとしていた時ね」

弟は手を離した。

これで終わったと主人公は思った。

仕事に行こうと車に向かうと後ろから蹴ってくる 激痛に耐え車に向かうとかばんを投げ「もう一発殴らせろ」と迫ってくる。

彼は振り向きざまに蹴りを彼のおなかに足が当たり弟はマンガのイチシーンなように飛んで行ったと言う

弟は起き上がりキョトンとしていたのだけれど後に後頭部がズルムケだったとか?
何故弟が兄を

本人達は語っていないが主人公の妻が言っている。

車である。

彼は猛獣をそれなりに操りつつあったようである。その証拠に彼は弟に車を買ってやったらと父親に進言

父親を「全てを任せる」と言った。

彼は弟に将来「恋人も出来る友達と遊びにも行けるようにワンボックかーを」と伝えたが

父親の決断は軽トラ

弟と相談したからと一方的に伝え
「俺がワンボックカーなんて与える筈がない」と伝えた。

彼は不愉快であったが本人承諾ならと諦めた。

しかし弟は怒り狂っていた。

兄に「その程度も説得出来ないのか」と毒づいた。

この喧嘩の父親が下した結論は弟は近回りの配達と経理仕入れで一緒に仕事は回らないと言うものだった。

後にでたらめな仕入れのために重量物は彼の仕入れとなるのだから彼のサポートに弟がなんてことは消えた。

それどころか弟の天下である。

この頃から彼はは人生の無情を語り。自己否定が始まる。

家庭ではやさしい夫であり小さな幸せを常にくれたと妻

体調不良の時期が続く
気管の病の悪化にインフルエンザ

肺の炎症に

彼はその状況でも仕事をしたと言う

限界 何より「自分がいなければ!なんて俺の思い上がり俺がいたからいけないのだと語る」

退職 五〇半ば退職金はないが二十歳から年金より民間の有利な積み立て式の生命保険 が満期になる。両親の思いやりである。

二十万の給料なら運転士などでなんとでも東北の除染作業なら雇ってもらえるかも

二人は守るからね。

彼のの決断

しかしささやかな彼の思いも両親に踏みにじられた。
彼を騙し続けた両親の詐欺だった。

彼が受取人だった保険は両親が盗むことになる。

子供の保険は仕入れ先の保証金だから満期になったら自分たちのもの

本人の承諾なく切り替えれないと言う保険会社を恫喝したが外交員は受付ず。

彼の承諾を求めた。

すでに借金はゼロ
仕入れ先には現金払いで得意先には掛け売り。毎月十万何十年も株を買っている両親の仕打ちである。

彼は応じた。

恥ずかしさが一番だったと

この時に彼は娘に語っている。「もしパパがお金のむしんをしたら断ってくれ
それでもなおいったら伝えてくれパパが

断ってと言ったと」

この頃から娘に命についていろいろ話し出したらしい

「命は大切だから死刑は駄目だ」「一度火葬場で骨をみた事がある。喉仏を見たけれど綺麗な仏様の形をしていた。裏には綺麗な十字架が驚いたよ。その時から人の中に仏様がいるんだと思ったよ。誰もが仏がいらっしゃるのだから人が仏をさばいて良いわけはないよね。神様や仏様も寿命がくるまでさばかないのにね。」などと意味不明の話しをきかせた。

外交員は彼の名義

ご両親は判断能力がないのではと言った。
反対の事例はあるがこんな事例はないとも

彼は両親の計画だったと確信していた。

いままでも
でも
仕事は続けた。今更外で働く体力はない

仕入れ先から声がかかる

合併と完全な吸収

父親が依頼したと

彼は最後の決断をする。

娘は結婚をした。

あとは愛妻と二人

バイトと妻のパート収入でなんとか

合併に応じた。

条件は倉庫を含め全てを渡す。

弟は雇ってくれ

迷惑をかけても二度は辛抱してくれ

実家には看板料をやってくれ

二人も雇ってくれとは言わない。

自分は退職する。退職金もいらない。

無給で引き継ぐ

相手は彼だから合併する気になった。

と止めたが健康を理由にした。

彼は仕事を辞めた。



そして遺体は見つかった。
彼の遺体は彼を証明するものはなかった。

しかし比較的早く見つかった。

二人が新婚旅行へと行っいた場所だった。

「お葬式には誰も呼ばない妻子だけで幸せ」「まぁ誰も来ないけど」と生前彼は笑いながら言っていた。

彼のお葬式は彼の希望通りだった。

誰にも知らせなかったのだから当たり前なのだけど

妻は娘に語る。「気持ちのない人には来てほしくない。わがままでも非常識と罵りだって構わない。」と

年齢より遥かに若い彼女は一夜にして老婆となった。

そんな話しを聞いたことはあったけれど
「まさか!」と思った。

彼女は最近同じ歌を小声で呟くように

この日も洗濯物をたたみながら歌を口ずさむ

「♪都会では♪♪する老人が増えている♪今朝来た新聞に書いていた♪だけども問題は今日の雨♪」と

娘に語る 「幸せだった。」
「タイムマシンがあっても私はもどらいよ」と
そして「彼は天国無理かも」とも


娘が言った「大丈夫観音さんに祈ったら地獄でも観音さんが天国へ回りも全て連れて行くって、だからほとんどの仏教には観音様がいるらしい。宗教で金設けする人達も怖いからと親友が言ってたよ」

彼女は笑った「面白いこと考えるね。彼に教えてあげないと」また歌い続ける「♪いかなくちゃ♪君に会いにいかなくちゃ♪傘がない♪」

それから暫くして新聞の片隅に書いていた。「身元不明の……………」


おわり

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